好きなことがあるっていいよな
自分はずっと、考古学や遺跡が好きなんだって思って生きてきた
けど、文化財職員をはじめて、そんなことはないんだなって思うことが多くなった。
文化財のこと何も知らなくて、知りたいという気持ちも弱くて。
同期や先輩の知識のひけらかしがしんどくて。
もっと勉強しなきゃと思うけど、覚えたところでなにも活用できないことが苦しくて。
負けず嫌いがほんとうにつらい。
劣等感が死ぬほどつらい。
誰かにほめてほしい。きっとあるかもしれない、わたしの誰にも負けないところを。
そしたら、知識がたりないことも、勉強不足なことも、素直に認められる気がするのに。
何も言わない、器用貧乏な優等生は誰にも気にしてもらえない。
常に平均点以上にできるのに、そんな人ほど気にかけてもらえなくて、気がついたら追い詰められてる。
常に平均点ってきっとすごいこと。たまに高得点出したり、最低点出したりもするけど。
最低点からときどき高得点出す人が注目されがちだし、評価されがちだけど、そんなことない。きっと。
とくに好きなことがなくて、何かのぼりつめることができなくても、毎日平均点を出す。それが大事なこと。